睡眠障害国際分類(ICSD-2)とは?睡眠障害の分類と定義について

睡眠障害は、複数の種類があります。ICSD-2による分類や定義について、この記事では紹介をしていきます。

ICSD-2により、睡眠障害は分類されている


睡眠障害には、多くの理由があります。眠ってはいけない時に眠ったり、寝る時間なのに目が冴えていたりすることもあります。

さまざまな睡眠障害に対し、症状がバラバラであれば、診断や研究がやりにくいです。1990年に、アメリカをはじめ、ヨーロッパや日本、ラテンアメリカの睡眠学会は、睡眠障害についてまとめました。その区分に該当しているのがICSDです。睡眠障害国際分類と呼ばれることもあります。

2005年版が認知されており、一般的なのはこのICSD-2です。

ICSD-3が2013年に発表されています。しかし、主流になっていません。

ICSD-2の睡眠障害の分類は、下記のように定義されています。

不眠症
睡眠関連呼吸障害
中枢性過眠症
概日リズム睡眠障害
睡眠時随伴症
睡眠関連運動障害
孤発性の諸症状,正常範囲と思われる異型症状,未解決の諸問題
その他の睡眠障害

上記の8つ順は、症状の特徴の順に並んでいます。

1は不眠症に関することで、眠れない症状です。

2と3は、寝すぎてしまう症状です。

4は、昼夜逆転になる症状になっています。

5と6は、寝相や歯軋りなどに関することで、寝ているときの症状です。

7と8は、それ以外の症状になっています。

簡単な診断基準が、ICSD-2では設けられています。詳細は、国や人種により差があるとされているため定義されていないです。

不眠症は眠れなくなる


睡眠障害になっている人は、眠れなくて悩んでいることも多いです。

不眠症という睡眠障害になっているため、眠れなくなっている可能性もあります。睡眠障害になっていれば、不眠症を思い浮かべるかもしれません。

眠ることができずに病院行ったり、薬を服用したりする人のほとんどは不眠症と言われています。

ICSD-2には、不眠症の一般的な基準について説明をしています。ここでは「寝るべき環境やタイミングがあるのに、寝ることができない。そして、それが原因となり不便が生じている」となっています。このような場合に、不眠症と診断されることになります。

過眠症は、眠たくなる


不眠症と逆の症状になっているのが過眠症です。寝ている時間は十分確保されているにも関わらず、眠るべきでないときに眠ってしまいます。

中枢性過眠症や睡眠関連呼吸障害などが過眠症となります。

イビキをかいたり、寝ていて無呼吸になる症状が、睡眠関連呼吸障害です。

ナルコレプシーと呼ばれている、いきなり眠ってしまう症状が中枢性過眠症と呼ばれています。

イビキをかくことで、同居人が不眠症になることもあるので、そのような症状があれば早めに対処した方がいいでしょう。

昼と夜が逆転する!リズム障害


昼と夜が逆転してしまい、私生活に悪影響が出ることもあると思います。悪影響により、睡眠障害になってしまいます。

起きたいときに起き、寝たいときに寝ていると、生活が不規則になります。このような状況では、実際の時間と体内時間がズレてしまいます。

このような状況でも、生活で困っていることがなければ、治療しない人もいます。フリーランスとして仕事をしている人をはじめ、海外のIT産業で働いている人などは、このような症状があっても治療をしない人が多いです。

金縛りや寝相に関する障害


寝相や寝言がヒドイため、ケンカをしているような雰囲気になるなど、問題につながることもあります。就寝しているときに問題が起きてしまうことも、睡眠障害の1つということができます。

寝相が問題になり、暴力行為に発展したケースもあります。イギリスでは、病的な寝相が原因となって、妻を殺してしまう殺人事件が発生しました。寝相の範囲を超えてしまう行動、そして言動があれば注意をする必要があります。必要に応じて、病院に行き、医師に相談した方がいい場合もあるでしょう。

悪夢が続いているときは、金縛りになってしまいます。金縛りや悪夢が長期にわたって続いてしまうと、不眠症と合わせて合併症を起こす可能性もあります。金縛りや寝相にも注意が必要です。

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